LINEで相談

← ブログ一覧

塾なし中学受験の国語教材|5つの用途と家庭での選び方

塾に通わず国語を進めるときは、教材に加えて、記述の採点や質問を誰に頼むかを決めておきます。教材をそろえたことだけで、到達する偏差値や得点は決まりません。

語彙・読解・記述・過去問・オンライン教材を、五つの用途に分けて考えます。五冊すべてを買いそろえるという意味ではありません。

※本記事にはAmazonアソシエイトのリンクが含まれます。当サイトはAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。

塾なしで国語を伸ばす考え方:絞ること

塾なし家庭で最大の失敗は「手を広げすぎる」ことです。書店に並ぶ教材はどれも魅力的に見えるので、つい何冊も買ってしまい、どれも中途半端なまま小6を迎える。これが一番もったいないパターンです。

教材は少なく絞り、解き直す時間を確保します。最初に解いたあと、間違えた原因を整理し、翌日以降に何も見ずに解き直します。一週間後にも同じ問題で根拠を説明できるか確かめます。三回解けば必ず身につくということではなく、どこまで説明できたかを見ます。

教材1:語彙教材

中学受験国語の偏差値に大きく影響するのが語彙力です。家庭で続けやすいのは、1日1〜2ページずつ進められる薄めの語彙教材です。

選び方の基準は次のとおりです。

  • 中学入試の頻出語が中心であること(漢字検定向けの教材とは目的が異なるので混同しない)
  • 例文がついていて、文脈の中で覚えられること
  • 本人が知らない言葉を含み、復習まで続けられる分量であること

使い方としては、覚えた語を「知っている」で終わらせず、子ども自身の口で例文の中で使えるかを確かめます。家庭でも、覚えた語を例文の中で使えるか確かめます。この土台は小4のうちから仕込んでおくと後が楽になります(小4から始める中学受験国語|本当に必要な3つの土台も参照してください)。

教材2:読解問題集

メインの読解問題集は1冊に絞り、解いた後は間違いの原因を確認して解き直します。理由は、マクロ(文章全体の要旨)を掴んでからミクロ(傍線部の前後)に降りるという解法フレームを、同じ教材で繰り返し適用することで型が固まるからです。中学受験新演習の国語のような、解説が丁寧なシリーズが向いています。

塾に通っている子が使う予習シリーズ国語をあえて併用する塾なし家庭もあります。使い方の順序を間違えると効果が薄くなる教材なので、導入する場合は予習シリーズ国語の使い方完全ガイドを読んでから取り入れることをおすすめします。

答え合わせでは、正解の根拠と誤答の理由を両方確認します。即答法は、選択肢を見る前に本文から答えの方向を考える方法です。文末だけで選択肢を消す方法ではありません。根拠をもって決められないときは、選択肢を本文と照合する消去法を使います。

教材3:記述特化問題集

今の読解問題集で記述の練習が不足している場合に、記述問題集を追加するか検討します。解説を読んで、必要な要素と本文の根拠を確認できるものを選びます。

記述問題は、いきなり書き始めると途中で迷子になります。まず設問の内容・字数・文末からゴールを決め、本文から必要な要素を選んで肉付けするという順序を、家庭でも徹底させるのが効果的です。記述特化の問題集は解答例が詳しいものを選ぶと、「ゴール設定→肉付け」の手順を本人が振り返れます。記述の部分点は指導者に確認し、家庭では要素の不足を整理します。

教材4:志望校別過去問(小6後半)

志望校の過去問に取り組む時期は、学習状況と指導者の方針に合わせて決めます。「銀本」と呼ばれる中学入試問題集は、複数校の問題を扱う問題集です。志望校別の過去問集と同じものではないため、収録校・年度・解説の有無を確認して選んでください。

過去問演習の段階では、初見の文章に対してマクロ→ミクロの読み方が自然に出るかどうかが問われます。この段階になって初めて「型が入っているかどうか」の答え合わせができるとも言えます。逆に、この時期に読解の手順で迷っているようなら、教材2・教材3に立ち返って型を入れ直すほうが、過去問を増やすより効果的です。

教材5:オンライン補助教材

家庭学習で、保護者だけでは説明や採点が難しい問題に出会うことがあります。特に、記述の書き方の細かい添削や、選択肢問題の消去の根拠を言語化する部分は、保護者だけで見るのが難しい範囲です。ここを補うのに、映像教材は解き方の説明を聞く用途で使えます。ただし、視聴するだけで自分の答案の添削を受けられるとは限りません。記述は指導者に確認し、AIを使う場合も出力を採点の確定結果にはしません(AI時代の中学受験国語|ChatGPT・Claudeを国語学習にどう使うかで、使ってよい場面とダメな場面を線引きしています)。

映像教材は「見て終わり」になりやすいのが弱点なので、視聴後に必ず「今日の授業は何の話だった?」と一言聞く習慣をつけると、視聴が受け身のままで終わらず、本人が内容を説明できるか確かめられます。


個別指導のご相談

塾なしで進めていて方針に迷ったときは、単発で相談できる窓口があると安心です。国語先生.COM では個別指導のご相談を受け付けています。ご相談は公式サイトまたは公式LINEからどうぞ。