小4から始める中学受験国語|本当に必要な3つの土台と教材選び
小4の国語学習では、語彙を覚えること、正確に音読すること、読んだ内容を説明することから始められます。今使っている教科書や塾の教材をもとに、無理なく続けられる量を決めます。
応用問題で止まるときは、知らない言葉がないか、文を正確に読めているかを確認します。学年だけで応用問題を避けるのではなく、本人のつまずきに合わせて練習します。
小4でいきなり応用に走るのが危険な理由
読解問題集を進めるときも、答え合わせだけで終わらせないようにします。
問題が解けない原因には、語句の意味が分からない、文のつながりを追えない、設問の条件を読み落とす、といった違いがあります。解いた量だけで判断せず、間違えた問題でどこに止まったかを確かめます。
小4は「型」より先に「材料」を入れる学年
予習シリーズなどの教材では、語彙や音読を続けながら、文学的文章・説明的文章の読み方も学びます。予習シリーズ国語の使い方も参照してください。全体の流れをつかんでから必要な箇所を詳しく読むマクロ→ミクロは、小4でも練習できます。
読み方を教えても内容がつかめない場合は、語句の意味と、一文の主語・述語を確かめます。語彙と正確に読む練習を、読解問題と切り離さずに進めます。
土台1:語彙力
本文の意味を理解するには、語彙の確認が欠かせません。「憮然」「思案する」「屈託のない」など、知らない言葉に出会ったら、その文の中で何を表しているかを確かめます。
家庭でできることは次のとおりです。
- 1日10分、語彙教材を1ページずつ進める(量より継続を優先する)
- 知らない言葉が出てきたら、辞書的な意味を教える前に、まず子ども自身に意味を声に出して説明させる
- 説明が的外れでも訂正はあとにして、まず「それってどういう意味だと思う?」と聞き返す
文脈から意味を予想したら、辞書で確かめます。予想できなければ、先に意味を調べてから本文へ戻って構いません。
土台2:音読
音読では、速さよりも正確さを見ます。黙読だけでは気づきにくい読み飛ばしや、助詞の読み違いを確かめられます。
一日10分を目安に、教科書や教材を声に出して読みます。保護者は詰まった箇所や読み違えた箇所に印をつけ、本人と読み直します。長さや時間は負担に合わせて調整してください。
土台3:対話
読んだ内容を「人に説明する」訓練です。音読の直後に「で、結局どんな話だった?」と聞くだけで構いません。説明を聞くと、本文のどこをつかめているかを確かめられます。
説明するときは本文の言葉を使って構いません。一文をそのまま挙げた場合も、その文がどんな出来事や考えを表すかを確かめます。自分の言葉にすることだけを目的にせず、意味が本文と合っているかを見ます。
家庭での回し方:1週間のモデル
3つの土台は、それぞれ別の時間を確保する必要はありません。次のように、1日の学習の中に組み込むのが現実的です。
- 音読10分(教科書または語彙教材の例文)
- 音読直後に「どんな話だった?」と聞き、1〜2分の対話
- 語彙教材を1ページ、知らない語を子どもに説明させる
これを平日5日続け、週末は復習として「今週覚えた言葉を3つ言ってみて」と聞くだけで十分です。土日に新しいことを詰め込む必要はありません。負担が大きければ平日の量を減らし、続けられる配分に調整します。
教材選び
- 通塾しない家庭:通信教育や映像教材を使う場合は、授業の内容だけでなく、記述の添削を誰が担当するかも確かめます。例えばZ会の中学受験コースには添削指導があります。受講条件と内容を公式案内で確認して選んでください。
- 通塾している家庭:まず塾の教材と、その中で出会った語彙の復習を続けます。教材を追加する前に、今あるものの解き直しができているかを確かめます。
教材を増やすときは、今の教材では何が足りないのかを決めてから選びます。
個別指導のご相談
小4の土台づくりを塾の学習と合わせて進めたい場合や、教材選びに迷う場合は、国語先生.COM の個別指導でもご相談を受け付けています。公式サイトまたは公式LINEからお気軽にどうぞ。